
「ウニ」とは?「うに」との違い
濃厚な旨味で人気のウニですが、「カロリーや脂質が気になる…」と、食べたいのについ避けてしまう方も少なくないのではないでしょうか。この記事では、ウニの正体から栄養、カロリー、気をつけたい成分をご紹介します。
目次
ウニとは何か 食べているのは生殖巣という部位
私たちが食べるのは卵ではなく生殖巣
一般に「ウニ」と呼ばれて食べられているのは、あの黄色から橙色の部分です。実は卵ではなく、ウニの生殖巣なんです。お刺身やお寿司のネタとして食べているのも、この生殖巣にあたります。また、生き物を「ウニ」、可食部を「うに」といったように表現されたりもします。
産地や色で異なる味わい
三陸地方などで水揚げされる「むらさk」は、まろやかな風味が楽しめるといわれています。
またその他種類として、福井県越前海岸を主な産地とする「バフンウニ」は、生殖巣を塩漬けにして熟成させた「越前塩うに」として知られていて、色は赤橙色をしています。江戸時代後期に福井藩の御用商人が考案した製法とされていて、三河のこのわた、肥前のからすみとともに日本三大珍味のひとつに数えられています。
希少性の背景
バフンウニは殻の直径が2〜3cm程度と小さく、可食部となる生殖巣はごくわずかです。農林水産省の資料では、100gの越前塩うにをつくるのに、なんと100個ものうにが必要とされています。産地や種類によって希少性や味わいが変わってくるのも、うなずけますね。

出典:農林水産省(2026年閲覧)「にっぽん伝統食図鑑 越前塩うに(えちぜんしおうに)」https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/traditional-foods/menu/etizensiouni.html
ウニに含まれる栄養素
必須脂肪酸を含む脂質
ウニに含まれる栄養素の一つが脂質です。脂質を構成する脂肪酸は、エネルギー源となるほか、ホルモンや細胞膜の構成、脂溶性ビタミンの吸収にも関わっています。ウニには、体内でほとんどつくれず食べ物から摂取する必要がある必須脂肪酸のDHAやEPAも含まれています。
脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンB群
文部科学省の食品成分データベースによると、ウニ(生)100gあたりビタミンA(レチノール活性当量)は58μg、ビタミンE(α-トコフェロール)は3.6mg含まれています。このほかビタミンB1やB2、B12、葉酸といった水溶性ビタミンB群も含まれていて、葉酸にいたっては100gあたり360μgとかなり豊富です。
必須アミノ酸とタウリン
ウニには、体内で合成できない必須アミノ酸もたっぷり含まれています。アミノ酸には血の巡りをよくする働きが期待できるといわれています。また、心臓や肝臓の機能を高める働きがあるとされるタウリンも含まれています。
ウニのカロリーはどれくらい?
100gあたりのエネルギー量
文部科学省の食品成分データベースによると、ウニ(生)は可食部100gあたりエネルギー109kcalです。内訳は、たんぱく質16.0g、脂質4.8g、炭水化物3.3gとなっています。
実際に食べる量で考える
お寿司のうに軍艦にのっているウニの量は、一般的に10〜20g程度、うに丼だと80〜100g程度とされています。100gあたりのエネルギーを踏まえると、ふだん食べる量であれば、カロリーをそこまで気にしすぎなくても大丈夫そうです。

出典:農林水産省(2026年閲覧)「にっぽん伝統食図鑑 越前塩うに(えちぜんしおうに)」https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/traditional-foods/menu/etizensiouni.html
ウニを食べるときに知っておきたい注意点
コレステロールの含有量
文部科学省の食品成分データベースによると、生ウニには100gあたり290mgのコレステロールが含まれています。コレステロールは、細胞膜やホルモン、脂肪の消化・吸収に関わる胆汁酸をつくるために欠かせない成分ですが、コレステロール値が気になる方は摂りすぎに注意したいところです。
プリン体含有量を他の食品と比較する
公益財団法人痛風・尿酸財団が公開している資料によると、生ウニには100gあたり137.3mgのプリン体が含まれています。同財団の資料では、納豆は100gあたり56.6〜113.9mg、ササミは153.9mgのプリン体を含むとされていて、ウニのプリン体量が身近な食品に比べて飛び抜けて多いわけではないことがわかります。
摂取量の目安と分類
同財団によると、「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン」では、1日あたり400mgを目安にプリン体の摂取を抑えることがすすめられています。またプリン体含有量は、300mg以上を「極めて多い」、200〜300mgを「多い」、50〜100mgを「少ない」、50mg以下を「極めて少ない」と分類されていて、ウニはちょうどその中間くらいの水準にあたります。
痛風とプリン体の関係を正しく理解する
痛風は生活習慣全体が関わる病気で、特定の食品のプリン体だけが原因になるわけではないといわれています。プリン体を極端に制限しすぎると、かえって栄養バランスを崩してしまうこともあるので、特定の食品を避けるよりも、食べ過ぎ・飲み過ぎを避けて、全体の食事量を適量に保つことが大切です。
適量を守っておいしく楽しむ
腸内環境への作用に関する報告
ウニには、乳酸菌を増やす働きがあるという報告もあります。粉末状にしたウニを一定期間摂取したところ、腸内環境の改善が確認されたそうです。
適量を守ることの大切さ
ウニは栄養価の高い食材ですが、どんな食品でも食べ過ぎれば栄養バランスを崩す原因になってしまいます。コレステロール値が気になる方や、痛風・高尿酸血症の治療中の方は、自己判断せず医師や管理栄養士に相談したうえで、適量を楽しんでください。
横田屋本店でのお取り扱い商品
記事でご紹介したウニは、横田屋本店でもお取り扱いがあります。三陸のムラサキウニを塩のみで仕上げた「塩うに70g(ビン入)」(2,970円・税込)や、岩手県産キタムラサキウニをあわびの殻で蒸し焼きにした「焼うに」(3,348円・税込)など、ウニを横田屋本店の味でもお楽しみいただけます。

・ 塩うに70g(ビン入):https://shop.yokotayahonten.com/view/item/000000000183
■ここが魅力
①三陸産ムラサキウニを使用した無添加の逸品
②職人が鮮度を見て塩加減を吟味する丁寧な製法
③濃厚な甘みと旨みを引き出す絶妙な味わい
④小瓶入りで保存や贈答にも便利
素材の旨みを凝縮した贅沢な味を楽しめます。
■おいしい召し上がり方
・温かいご飯にのせて贅沢なうにごはんに
・日本酒や焼酎の肴として
・お寿司や手巻きの具材として
・パスタや前菜のトッピングに

・ 焼うに:https://shop.yokotayahonten.com/view/item/000000000308
■ここが魅力
①岩手県産キタムラサキウニを使用した贅沢な味わい
②アワビの殻で蒸し焼きにし、香ばしさと旨みを引き出す
③余分な汐味を抜くことで濃厚な甘みを実現
④贈答にもふさわしい上品な見た目と味わい
香ばしさと濃厚な旨みを一度に楽しめます。
■おいしい召し上がり方
・冷蔵庫でゆっくり解凍してそのまま味わう
・軽く炙って香ばしさを際立たせる
・温かいご飯にのせてうにごはんに
・お酒の肴や贈り物にもおすすめ
==
参考文献
・ 文部科学省 食品成分データベース「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」魚介類/<その他>/うに/生うに https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=10_10365_7&MODE=0 ・ 公益財団法人 痛風・尿酸財団「食品・飲料中のプリン体含有量」https://www.tufu.or.jp/gout/gout4/447 ・ 公益財団法人 痛風・尿酸財団「食品中のプリン体含有量 一覧表」https://www.tufu.or.jp/gout/gout4/3220 ・ 農林水産省「にっぽん伝統食図鑑 越前塩うに(えちぜんしおうに)」https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/traditional-foods/menu/etizensiouni.html




